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厚物の銅条スリット加工が難しい理由|板厚3.5mmまでの現場から

2026.07.29

  • 未分類

スリット加工は、厚くなるほど一気に難しくなる

金属の条材を必要な幅に切り分けるスリット加工は、薄い材料ならそれほど難しくない場面もあります。ただ、板厚が増してくると話が変わってきます。

板厚が厚くなるほど刃にかかる負荷が大きくなり、テンションの管理もシビアになってくる。同じスリット加工でも、薄物と厚物では求められるものがかなり違ってきたりします。

刃への負荷が、精度をじわじわ左右する

厚い材料を切ると、当然ながら刃には大きな力がかかります。

この負荷が刃の状態を少しずつ変えていくので、加工の途中で切れ味やバリの出方が変わってくることがあります。薄物なら問題にならなかった刃の摩耗が、厚物では仕上がりにそのまま響いてくる。だからこそ、板厚に合わせた刃の組み方や、状態の見極めが効いてくる領域だったりします。

テンション管理が、厚物では特に難しい

スリット加工では、材料に適切な張力(テンション)をかけながら通していきます。このテンションが安定しないと、幅の精度が出なかったり、材料が波打ったりします。

厚い材料は薄い材料より張力の影響が出方が違ってくるので、薄物と同じ感覚で通すとうまくいかないことがあります。板厚に応じて送りやテンションを細かく調整していく必要があって、ここは設備のスペックだけでなく、現場での経験値がものを言う部分です。

銅条ならではの難しさもある

銅は柔らかく粘りのある素材なので、スリット加工でも独特の難しさがあります。

刃への絡みつきやバリが出やすかったり、テンションのかけ方によって伸びや変形が起きやすかったり。同じ厚物でも、鉄系の材料とはまた違う勘所が必要になってきます。銅・黄銅といった非鉄条材を日常的に扱っている現場かどうかで、厚物銅条の仕上がりには差が出やすいところです。

「厚物は無理」と言われたときこそ

社内のスリット設備で板厚3.5mmまで対応できると、一般的な薄物はもちろん、他では断られがちな厚物の銅条にも対応できます。

「この厚みだと難しい」「幅と厚みを指定して加工したい」といった相談は、厚物を日常的に扱っている現場だと具体的に応じやすいです。材質や板厚に合わせて刃組・送り・テンションを調整しながら、厚物でも安定したスリット精度を出していく。ここは経験の積み重ねがそのまま効いてくる部分です。

「厚物の銅条をスリットしたい」「幅・厚みのカスタムで相談したい」という段階からでも、お気軽にご相談ください。

辰己屋金属株式会社 代表取締役社長 奥出真通

辰己屋金属株式会社
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