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100年企業に込める想いとその方向性
2025.08.21
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interview

企業は、ステークホルダー(企業に関わる全ての利害関係者)の人生の安心と幸福を守り続けるために、永続していかなければなりません。経営者をはじめとする、私たちリーダーの究極の責任は、この永続できる企業体質を創ることにほかなりません。
この企業体質を創るために大切なこと、それが「恩送りの文化」であると、私は考えています。
「恩送り」とは、「祖先から受け取った今に感謝し、さらに良くして次の世代に手渡していくこと」。
では、この「良くしていく」とは、具体的には何を指し示すのでしょうか?
国家を例にして考えてみましょう。「覇権」という言葉があります。つまり、政治的・経済的・軍事的に突出した国が他国を支配する構図を指します。この考え方を「覇権主義」と言います。
この、覇権主義で世界のトップに立とうとする国は、不思議と衰亡していくのです。
歴史がこの事を証明しています。なぜなら、そのプロセスの中で傲慢になり、他国への敬意を失い、強ければ何をしてもいいという勘違いから、すべてを力で押し切ろうとするからであり、そうなれば他国は敵となり、いつか自国民の誇りも失っていく。これは「歴史の法則」でもあります。
企業も同じです。経済指標(売上や規模)・策略や戦略だけで他社を抑え込み、トップに立とうとする企業もまた、必ず衰亡していくのです。
それでは、企業が永続していくために、「今を良くする」とは、何を指しているのでしょうか?
それは、
① 愛されているか?
② 信頼されているか?
③ 自らに誇りはあるか?
という「視座」のことだと思います。
地域・お客様・仕入先様・協力先様・社員とその家族、などから「愛され、信頼されている」会社。
社員が、そんな自社の存在に誇りを持ち、「我、すなわち我が社なり」という姿勢で働けている会社。自分の仕事が、常に誰かの「喜び」のためにあり、「より良い未来を創っている」という誇りをもって働けている会社。
この「愛・信・誇」の3要素の高い会社に、決して衰亡はありません。
関わるすべての人たちが「なくなってほしくないと願われる会社」にこそ、永続性が宿ると信じています。一人一人の思いと行動、そして誇りある仕事が、愛され、信頼される会社を創ります。
私たち辰己屋金属は「愛・信・誇」の3要素の生き方・働き方を社員一同で体現し、永続企業の因子を創り出し、未来に恩送りをし続けてまいります。
その結果としての100年企業。
お客様・仕入先様・協力先様・社員とそのご家族とともに。
辰己屋金属株式会社 代表取締役社長 奥出真通