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未来進化(深化)と原点回帰の同時発生による成長の法則

2025.09.27

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辰己屋金属に今年入社してくれた新卒メンバーの日々の成長と奮闘を見ていると、ふと、昔の新卒の頃の自分を思い出したりします。

まだ何者でもなかった自分が、いつか何者かになりたくて、その未来に思いを馳せていた、あの頃。

その自分の社会人としての「原点に立ち戻る」時、時の経過の中でいつの間にか手放してしまった「大切なコト」を思い出す事があります。そして、気づきと反省の中から、その大切なコトを自らの心に取り戻した時、私たちは新たな未来進化(深化)、つまり新たな成長を遂げるのです。

これは、

「物事の変化や発展、進歩や進化は、あたかも螺旋階段を昇るように起こる。」

という、「弁証法による成長の法則」です。

たとえば、螺旋階段を登っている人を横から見ていると、上に登っていく。                   つまり、「進歩や進化」をしているように見えるが、この人を上から見ていると、元の位置に戻ってくる。それが「復活や復古(深化)」が起こる、という法則です。
ただし、これは螺旋階段であるため、必ず、一段高い位置に登っている。
つまり、必ず、「新たな価値」が付け加わっている、という法則でもあるのです。

その「いつの間にか手放してしまった大切なコト」とは、例えば、

・あの日、抱いた人生の目的や目標
・大切な人への感謝と恩返し(恩送り)
・誰かを幸せにしたいという利他心と使命感
・誰よりも成長しよう誓った向上心
・どんな事にも本気で取り組もうという覚悟

これらの「大切なコト」を自らの心に取り戻した時、私たちは、次なる進化(深化)を遂げるのです。

すなわち、成長とは、

やり方(人間力)は変えていく(進化)
あり方(人間性)は深めていく(深化)

この「人間力と人間性」という両輪をバランスよく「進化×深化」させていく事なのです。

営業でも製造でもリーダーでも、スランプに陥っている時や上手くいかない時、その原因は「やり方(人間力)」ではなく、必ず「あり方(人間性)」の喪失にあります。

では、「あり方」の喪失における原因とは何か?それは例えば、

・「感謝力」を喪失し、すべて「当たり前」となってしまっている。
・「自己成長」を諦め、「現状維持」に妥協してしまっている。
・「利己心(求める心)」が「利他心(与える心)」を超えてしまっている。
・「頭と心」をさぼり「小手先のやり方」に依存してしまっている。

などです。

なお、「利他心」の概念について、誤解をしている人がいるので、ここで補足をしておくと、

それは、

「自分を犠牲にして、他人に尽くす」という概念ではなく、
「他人に尽くすことが、自分の利益にもなる」という意味での、「利他心」です。

今一度、それぞれが「原点回帰」して、いつのまにか手放していた「大切なコト」に立ち戻り、あり方を深化させ、やり方を進化させ、共に更なる成長を遂げていきましょう。

「感謝に敵なし。感謝に限りなし。」

             辰己屋金属株式会社 代表取締役社長 奥出真通

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