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パイプの径と肉厚はどう決めるか|加工のしやすさから考える

2026.10.08

  • 未分類

径と肉厚は、性能だけで決めると後で困ることがある

パイプ部品を設計するとき、径と肉厚は流量や強度といった性能面から決めていくことが多いと思います。もちろんそれが基本ですが、加工の段階になって「この肉厚だと曲げが厳しい」と分かることも少なくありません。

性能を満たしたうえで、加工しやすい寸法に寄せておけるかどうか。ここを最初に少し意識しておくだけで、コストや納期が変わってくることがあります。

肉厚が薄いと、曲げで潰れやすくなる

パイプを曲げると、外側は引き伸ばされて薄くなり、内側は縮んでシワが寄りやすくなります。肉厚に余裕がないと、この変化に耐えきれず断面が潰れてしまうことがあります。

軽くしたい、材料費を抑えたいという理由で肉厚を薄くしたくなる場面もあります。ただ、曲げRが小さい形状と薄肉が重なると、加工の難易度は一気に上がります。どちらかに余裕を持たせられないか、図面の段階で検討しておくと安心です。

径が変わると、曲げや接合の勝手も変わってくる

細径のパイプは小さく曲げやすい反面、断面を保ったまま加工するには気を使います。太径になると曲げに大きな力が要り、対応できる設備や型も限られてきます。

接合でも同じことが言えます。細径・薄肉の部分は熱の影響を抑えたいのでロウ付けが向き、径が大きく強度が要る部分は溶接が向く、といった具合に、寸法によって合う加工方法が変わってきます。

図面を引く前に相談いただけると早いです

当社では、銅・黄銅・ステンレス・アルミなどのパイプについて、曲げ・溶接・ロウ付け・コイル巻きまで一貫して対応しています。材料の調達から手がけているので、「この径ならこの規格品が手に入りやすい」といった材料目線の話も一緒にできます。

性能面の条件だけ決まっていて、径や肉厚はまだ迷っている。そんな段階でも、加工のしやすさを含めて一緒に考えさせていただきます。

「この径・肉厚で曲げられるか確認したい」「寸法の決め方から相談したい」という段階からでも、お気軽にご相談ください。

辰己屋金属株式会社 代表取締役社長 奥出真通

辰己屋金属株式会社
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